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ノリタケ

素材・化学創業1904年・122年目

1904年に森村市左衛門らが名古屋・則武に日本陶器合名会社を創立し、1914年に日本初のディナーセットを完成させ、研削砥石や電子部品材料へ事業を広げた。

この会社の歩み

1913年7月、25cmの皿の試作には成功したが、工場で焼くと中心が凹んだ。日本初のディナーセット「セダン」が完成したのは翌1914年6月である。手がけた日本陶器合名会社は、1904年1月に森村市左衛門、大倉孫兵衛、廣瀬實榮が名古屋の則武に創立した。森村は1876年に弟の豊と銀座で貿易商社の森村組を設け、1878年にはニューヨークに支店を置いていた。

1907年には自家用の研削砥石の製造を始めた。株式会社化は創立から13年後の1917年7月で、日本陶器株式会社を設立し、12月に合名会社を吸収合併した。1932年にボーンチャイナ、1939年に工業用研削砥石の本格製造を始めた。1943年12月には磁器の製造を止めて研削砥石へ全面転換し、1945年9月に磁器製造を再開した。1949年に東京・大阪・名古屋の市場第一部に上場した。

その後は1959年に「ZZZ砥石」、1971年に世界初のビトリファイドCBNホイールを開発し、1975年にローラーハースキルンを発売した。1984年には積層セラミックコンデンサ用電極ペーストを売り出している。社名は1981年にノリタケカンパニーリミテドとなり、43年後の2024年7月にノリタケ株式会社へ改めた。2026年3月期の連結売上高は1,429億円、営業利益は111億円、連結従業員数は4,901人である。

年表と基本データのうち、資料で確かめられた事実(確度A・B)だけをもとに書いています。

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基本データ

正式社名ノリタケ株式会社
創業1904年1月 日本陶器合名会社を創立
設立(法人化)1917年7月 日本陶器株式会社として設立(現法人の起点)
創業者森村市左衛門、大倉孫兵衛、廣瀬實榮
創業の地愛知県名古屋市西区則武新町(現在地名)
上場東証プライム・名証プレミア(5331)
売上高1,429億円 2026年3月期・連結
営業利益111億円 営業利益率 7.8%(計算値)
従業員数4,901人 2026年3月期・連結
社員(単体)平均年齢 44.8歳・平均勤続 21.3年・平均年間給与 697万円 2026年3月期
主なブランド・商品ディナーセット「セダン」、ボーンチャイナ、ZZZ砥石、ビトリファイドCBNホイール、ローラーハースキルン(RHK)
注記2024年7月に株式会社ノリタケカンパニーリミテドから商号変更(1981年4月までは日本陶器株式会社)

数字は資料に書かれた時点のものです。調査日:2026-11-06

売上の推移

連結・単位は億円。資料で確かめられた年だけを結んでいます。

年表

43件
  1. 1839.10森村市太郎(のちの6代目森村市左衛門)、江戸・京橋に生まれる
  2. 1859市太郎、中津藩の注文を通じて福沢諭吉と出会い、輸出で国を富ませるよう説かれる 海外
  3. 1871異母弟・豊が慶應義塾に入学(1874年卒業)
  4. 1876森村組を設立(市太郎・豊兄弟。東京・銀座、貿易商社)
  5. 1878豊、ニューヨークに森村組の支店「モリムラ・ブラザーズ」を設立
  6. 1894市太郎、「市左衛門」の名跡を襲名
  7. 1903.8大倉孫兵衛らがベルリンの研究所に原料分析・生地調合を依頼
  8. 1904最初の工場(赤レンガ、煉瓦造3階)が建つ
  9. 1905工場内に診療所を開設
  10. 1907社内報を発刊
  11. 1907.3自家用研削砥石の製造を開始 商品
  12. 1909技芸科・普通科を設け社員教育を始める
  13. 1910.10技師長・飛鳥井孝太郎が退社
  14. 1913.725cm皿(8寸皿)の試作に成功するも、工場で焼くと中心が凹む
  15. 1914.6日本初のディナーセット「セダン」完成
  16. 1916.3国内販売会社・合名会社日陶商会を設立
  17. 1917.7株式会社化のため日本陶器株式会社を設立(12月に合名会社を吸収合併) 設立
  18. 1919.9森村市左衛門、死去(満79歳)
  19. 1932.3ボーンチャイナの製造を開始 商品
  20. 1939.11工業用研削砥石の本格製造を開始 商品
  21. 1943.12磁器製造を停止し、研削砥石へ全面転換
  22. 1945.9磁器製造を再開
  23. 1947.11米国にNoritake Co., Inc.(現Noritake U.S.A.)を設立 海外
  24. 1949.5東京・大阪・名古屋証券取引所の市場第一部に上場 上場
  25. 1957創立50周年を機に社是「良品、輸出、共栄」を制定 海外
  26. 1959超重研削用「ZZZ砥石」を開発 商品
  27. 1967ZD(不良ゼロ)運動を全社展開/厚膜回路の印刷技術を開発 商品
  28. 1971世界初のビトリファイドCBNホイールを開発 商品
  29. 1972.8スリランカにLanka Porcelain(現Noritake Lanka Porcelain)を設立
  30. 1975ローラーハースキルン(RHK)を発売/赤レンガ工場の使用終了 商品
  31. 1981.4株式会社ノリタケカンパニーリミテドに商号変更 改称
  32. 1984積層セラミックコンデンサ用電極ペーストを発売 商品
  33. 2001「ノリタケの森」を本社隣接地に開設
  34. 2009.10ノリタケエンジニアリング・日本陶器(子会社)・ノリタケテーブルウェア・東京砥石を吸収合併 合併・再編
  35. 2012新白地素材「LX-13」(シェールブラン)を開発/旧製土工場が名古屋市の認定地域建造物資産に(6月1日) 商品
  36. 2014.12日本レヂボンを公開買付けで連結子会社化(2021年6月に完全子会社化) 合併・再編
  37. 2022.4東証プライム・名証プレミアへ移行
  38. 2024創立120周年。ノリタケミュージアムで企画展「にほんの洋食器ものがたり 120年のみちのり」(1月4日〜12月25日)
  39. 2024.4東山明が社長に就任
  40. 2024.7ノリタケ株式会社に商号変更 改称
  41. 2025.4厚膜回路基板・転写紙・蛍光表示管販売の事業をノリタケ伊勢へ会社分割
  42. 2025.11東洋経済が「食器のノリタケが120年の伝統から大転換」と社長インタビューを掲載
  43. 2026.4食器事業をセラミック・マテリアル事業に編入(セグメント変更)

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出典

年表の各項目の確認に使った資料です。

  1. ノリタケ株式会社 沿革(EDINET DBによる有報沿革の集約、46項目) 有価証券報告書(沿革)
  2. 最新有報テキスト(2026年3月期、EDINET DB) 有価証券報告書
  3. ノリタケ 環境・社会報告書2020(歴史・技術年表のページ) 公式・環境社会報告書
  4. ノリタケの森 パンフレット(2024年1月版) 公式パンフレット
  5. 名古屋市「ノリタケの森 旧製土工場」(認定地域建造物資産) 公的資料
  6. The社史「ノリタケ chapter 1」(典拠:『日本陶器七十年史』1974ほか) 二次情報
  7. nippon.com「ノリタケ」関連記事(書籍『ニッポン・コーヒーカップ物語』紹介、筆者名・掲載日の記載なし) メディア
  8. コトバンク「森村市左衛門」(20世紀日本人名事典・ブリタニカ・ニッポニカ・日本人名大辞典+Plus) 辞典
  9. 慶應義塾『三田評論』「福澤諭吉をめぐる人々」森村市太郎・豊(結城大佑、2018年6月) 大学広報誌
  10. 東洋経済オンライン「食器のノリタケが120年の伝統から大転換する理由」(秦卓弥、2025年11月27日) 経済メディア
  11. 「当社子会社との会社分割(簡易吸収分割)に関するお知らせ」(2025年2月5日) 適時開示

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