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井筒八ッ橋本舗
食品・飲料・和菓子・老舗創業1805年・221年目
1805年に初代津田佐兵衞が京都・祇園で創業し、1947年につぶあん入り生八ッ橋「夕霧」を考案、1974年に「夕子」を発売した八ッ橋の製造会社になった。
この会社の歩み
2025年、この店は創業220年を迎えた。始まりは1805年、初代津田佐兵衞が京都の祇園で業を起こしたことである。法人の設立は1960年12月で、創業から155年後にあたる。当主は代々津田佐兵衞の名を継ぎ、2023年には七代が襲名した。
主な銘菓の多くは戦後に生まれた。1947年、五代津田佐兵衞がつぶあん入りの生八ッ橋を考え、「夕霧」と名付けた。夕霧は1957年の第14回全国菓子大博覧会で名誉大賞牌を受けている。1974年には、水上勉の『五番町夕霧楼』にちなむ「夕子」を発売した。1983年には江戸中期の仙菓「益壽糖」を復元して売り出した。1994年には大津市横木に井筒追分ビルが完成し、業界初の生産ラインを見学できる工場と売店を開いた。1999年には三条工場店で「井筒の三笠」の生産と販売を始めている。
2009年には京都府南丹市園部町に新光悦村工場が完成した。2020年は新型コロナウイルスの影響で、売上が例年比で約8割減り、億単位の赤字となった。直営9店のうち営業していたのは、祇園本店と嵯峨野店の2店だけだった。2025年には「夕子 パインアメ味」を発売している。本社は京都市右京区にあり、株式は上場していない。
年表と基本データのうち、資料で確かめられた事実(確度A・B)だけをもとに書いています。
基本データ
| 正式社名 | 株式会社井筒八ッ橋本舗 |
|---|---|
| 創業 | 1805年 初代津田佐兵衞が京都・祇園で業を起こす |
| 設立(法人化) | 1960年12月 法人設立(現法人の起点) |
| 創業者 | 津田佐兵衞(初代) |
| 創業の地 | 京都府祇園(現・京都市東山区) |
| 本社 | 京都府京都市右京区 |
| 上場 | 非上場 |
| 主なブランド・商品 | 井筒八ッ橋、夕霧、夕子、井筒の三笠、益壽糖 |
数字は資料に書かれた時点のものです。調査日:2026-11-07
年表
32件- 1805創業。初代津田佐兵衞が業を起こす 創業
- 1947五代津田佐兵衞が「つぶあん入り生八ッ橋」を考案し「夕霧」と命名
- 1949昭和天皇・皇后両陛下に「井筒八ッ橋」を献上。第1回「八ッ橋祭」を提言し開催
- 1954徳富蘇峰が92歳のときに「井筒八ッ橋本舗」の看板を揮毫
- 1957第14回全国菓子大博覧会で「夕霧」が名誉大賞牌を受賞
- 1960法人設立 設立
- 1960六代津田佐兵衞が「夕霧の会」を起こし、3月27日に嵯峨・清凉寺で第1回法要
- 1965第16回全国菓子大博覧会で「井筒八ッ橋」が名誉総裁賞を受賞
- 1970「夕霧」の姉妹品として「つぶあん入り生八ッ橋」を発表
- 1974水上勉『五番町夕霧楼』にちなみ「夕子」と命名・発売 商品
- 1983江戸中期の仙菓「益壽糖」を復元発売。六代津田佐兵衞(多一)が襲名 商品
- 1994平安建都1200年を記念し大津市横木に井筒追分ビルが竣工。業界初の生産ラインを見学できる工場・売店を開設。資本金を9,000万円に増資
- 1999京極一番街に八ッ橋の手焼き体験コーナーを開設。第23回全国菓子大博覧会で「走り井餅」が名誉総裁賞。三条通河原町西入ルに三条工場店を開設し「井筒の三笠」の生産・発売を開始 商品
- 2000清水・三寧坂の「青龍苑」に清水店を出店
- 2002祇園店を「祇園本店」と改称し改装・拡大。ビル名を「井筒八ッ橋本舗北座ビル」に。嵐電嵐山駅に嵐山駅店を出店
- 2004第24回全国菓子大博覧会で「井筒の三笠」が茶道家元賞を受賞
- 2005「井筒八ッ橋」「夕子」のパッケージを刷新。小倉山二尊院に「小倉あん発祥の碑」を建立し、京小倉小豆の復活栽培に着手
- 2006井筒食品株式会社が滋賀HACCP認証を取得
- 2007京・食の安全衛生管理認証制度で嵯峨野工場と追分工場がダブル認証を取得
- 2008第25回全国菓子大博覧会で「夕霧」が橘花榮光章を受賞
- 2009新光悦村工場が竣工(京都府南丹市園部町)
- 2013嵐山駅店・京極一番街をリニューアル
- 2016京都駅八条小町に「小倉大納言」を出店。追分店敷地内に坂上田村麻呂像を建立
- 2016第40回全国育樹祭式典に臨席された皇太子徳仁親王殿下(現在の天皇陛下)が新光悦に立ち寄り、代表銘菓を試食され工場を見学
- 2017「祇園町南側店」をオープン。追分店敷地内に天智天皇像を建立
- 2020新型コロナウイルスの影響で売上が例年比約8割減、億単位の赤字。直営9店のうち営業は祇園本店・嵯峨野店の2店のみ
- 2020京都地方裁判所が請求を棄却(判例タイムズ1491号246頁)
- 2021大阪高等裁判所が控訴を棄却(判例時報2491号74頁)
- 2021最高裁判所第三小法廷が上告不受理を決定し、敗訴が確定
- 2023七代津田佐兵衞(純一)が襲名。金戒光明寺境内で第1回「井筒八ッ橋familyフェステバル」を開催
- 2025創業220年。第21回小倉餡発祥地顕彰式および和泉明神社竣功祭を挙行し、小倉山二尊院境内に和泉明神社を再建
- 2025「夕子 パインアメ味」を発売(8個入り777円) 商品
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出典
年表の各項目の確認に使った資料です。
- 創業文化二年 井筒八ッ橋本舗(トップ) 公式サイト
- 会社概要 公式サイト
- 沿革 公式サイト
- 井筒八ッ橋の歴史(八ッ橋の起源/夕霧/夕子/小倉あん) 公式サイト
- 井筒八ッ橋の取り組み(八橋祭・夕霧祭・小倉あん発祥地顕彰式・体験・工場見学) 公式サイト
- 八ッ橋事件(京都地裁 令和2年6月10日判決=判例タイムズ1491号246頁/大阪高裁 令和3年3月11日判決=判例時報2491号74頁/最高裁第三小法廷 令和3年9月14日決定・上告不受理)第二東京弁護士会 知的財産権法研究会 判例解説
- 「八ッ橋メーカー社長『いかに観光客に頼っていたか…』新型コロナで閑散とする京都で『休店休業状態』」まいどなニュース(2020年6月7日。同内容が京都新聞にも掲載) 取材記事
- 「夕子 パインアメ味」グルメ Watch(2025年3月25日掲載/2025年4月4日更新) 媒体記事
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